今日は、桜にまつわる、結婚式で知っておきたいお話です。
ウエディングプランナーをしていた頃、担当していた会場の中に、
桜が見事に咲く場所がありました。
広い庭園はそれだけでも素敵なのですが、桜の時期はとっても見応えがあります。
その為、毎年、この時期に結婚式をこの場所でしたい!
そう仰るお客様がとても多かったです。
桜の開花を予想して、その頃のお日柄の良い土日は、早いうちから予約でいっぱいでした。
桜の時期に結婚式を!
そう仰る方の中で、会場装花も桜を希望される方もいいらっしゃいます。
桜は日本の花。
春のお花。
会場に桜が咲いていると、春らしくとっても素敵です。
ただ。
ここで、知っておきたい事があります。
それは・・・。
会場のお花として桜を使う事に対して
桜の花『ぱっと咲いてぱっと散る』
結婚の場にはふさわしくない。
新郎新婦の関係が、桜のようにぱっと散ってしまう事を連想しての考えです。
幅広い年代の集まる結婚式。
色んな見方があるという事を頭に置いておくといいと思います。
桜はとってもキレイな花です。
喜ばれることも事実。
でも、そんな考えもあったの!?
と、後で聞いて残念な気持ちにならない為に。
桜には、お祝いにふさわしい意味だってあるんです。
結婚式の待合席で、『お茶を濁す』という意味から避けられる日本茶の代わりに、
『花開く』という意味で桜湯や、『よろこんぶ』という意味で昆布茶が出されます。
桜茶も桜。
でも、こちらではお祝いに良いとされています。
先のお話を思うと、考えてみたらちょっと不思議ですね。
日本では、昔から『縁起』の良し悪しを気にします。
年代が上の方ほど敏感です。
物は考えようというように、とらえ方。
自分達がどういう意味で使うのかが、しっかり自信を持っていられれば、
全く問題はないと思うのです。
ただ、知っているのと知らないとでは違います。
と言う事で、今日は参考までに。